夏蕎麦vs秋蕎麦について説明をしますね。

2013年01月22日

蕎麦の出荷時期で「夏蕎麦」「秋蕎麦」と分けて呼ばれます。言葉の通り、夏蕎麦は蕎麦の初物といいます。この夏の暑い盛りに収穫され る夏蕎麦は、高い気温の中でもよく結実する品種を使用しています。初夏にまく種は比較的短期間で開花するのが特徴です。秋蕎麦は、比較的温暖な地域で冷涼な気候の中で栽培をします。蕎麦栽培は、高冷地の気候にとても適しているので、信州の高原地区では良質の蕎麦が採れます。とくに「霧下そば」の産地は、蕎麦栽培に適しています。霧下とは高原 の山裾地帯のことで、昼夜の温度差が大きくて、晴れた日の 朝は霧が発生することが多いそうです。霧は、夜の冷え込みと日中の気温上昇との差を和らげ、蕎麦の生育や結実期に良い効果が得られ味、栄養とも優れた蕎麦となるんですよ。