上尾市の地理について
上尾市(あげおし)は、埼玉県中東部にある人口約22万人の市である。彩の国中核都市に指定されている。 江戸時代には中山道の宿場・上尾宿が置かれた。
関東平野の中、埼玉県の中心より少し東にずれた場所にあり市内に山はない。寛永年間に河道付け替えが行われた荒川の左岸に一部接している。町の大部分は大宮台地にあり、荒川沿いの低地よりわずかに高い。台地の中を鴨川、芝川が流れる。東では綾瀬川が蓮田市と支流の原市沼川が平塚付近から伊奈町との境界をなし、北西では荒川支流の江川が藤波付近から桶川市との境界となっている。宿場町としての「上尾宿」を中心とした旧中山道一帯が江戸時代からにぎわっており明治に日本鉄道が鉄道を敷いて上尾駅が開業、昭和に国道17号が開通するがすべて南北に縦断する形で市域を東西に分けている。市街地は上尾駅を中心に広がっている。昭和40年代に4団地(原市団地・尾山台団地・西上尾第一団地・西上尾第二団地)が相次いで建設され、人口が急激に増加した。最近は郊外型大型小売店の進出が著しい。基幹道路は、JR高崎線とほぼ平行して走る国道17号。交通量が多く、渋滞が多い。現在、迂回路として「上尾道路」の建設工事が進められている。市中心部は道路は狭く入り組んでおり、人口密度も高いため自動車が細い路地を走り抜けるなど生活環境は良好とは言い難い一面がある。高崎線西側の北部は昭和50年代から急速に宅地開発され、広い道路を持ち整然と区画された市街地の形成に成功している。もともと農業が主産業であり稲作のほか各種野菜の栽培がなされていたが、ベッドタウンとしての宅地開発が進むと同時に企業の進出が相次いだ。市域における農地は減少傾向にあるが梨・ぶどう・キウイなどのほか、トマト・きゅうり・ほうれんそうなど多様な品目が生産されている。工業では輸送用機器の製造がさかんであり、UDトラックス(旧:日産ディーゼル)の本社及び工場、ブリヂストンサイクルの本社及び工場のほかアイチコーポレーションをはじめ自動車部品関連の企業が多数ある。その他、三井金属鉱業の工場・研究所や市北西部には「上尾領家工業団地」として多数の企業が工場を有している。流通業では、通信販売大手のベルーナが上尾駅東口に本社を構えている。その他、大正製薬が薬草園および総合運動場と称して土地を保有しているが上尾道路予定地に重なっている。(wikipedia参考)
戻る