蕎麦用語「て」

■てうち【手打ち】手打ちそばのこと。
■てこすりだんご【手擦り団子】熱湯でこねてまとめたそば粉をちぎって手のひらでこすって指の太さほどにし、これを両手で押さえて細長い葉の形にする。これを味噌汁に入れて煮てから、せん切り大根を加えたもの。かつては農家の常食の一つだった。主に東北地方。
■でっち【捏ち】温めて粥状にした残飯にそば粉を入れてこね、これを焼いたもの。味噌をつけて食べる。
■でまえ【出前】料理を配達すること。文献(『還魂紙料』下)によると、享保年間(1716~36)には既にそばの出前が始まっていたという。
■てんすい【天吸い】天ぷらそばのそば抜きで、天ぷら吸い物の略。「てんぬき」とも。
■てんだね【天種】天ぷらそばの種。「天ちらし」「天ちら」とも。てんとじ【天綴じ】天ぷらそばの上に、さらに卵をとじた種物。
■てんなんばん【天南蛮】ネギをあしらった天ぷらそば。ネギを入れる分、天ぷらが小さい。「てんなん」とも。
■てんぬき【天抜き】=てんすい
■てんぷらそば【天麩羅蕎麦】タイショウエビ、クルマエビなどの天ぷらやかきあげを載せたかけそば。
■てんもり【天盛り】もりそばにえび天を別に添えて出すメニュー。

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